【安心してください】マンション消火設備の「圧力低下」=「漏水」とは限りません!
皆さん、こんにちは!北條設備工業所 代表の上野です!
先日、あるマンションの管理組合様から「15階建てのマンションで、屋内消火栓とスプリンクラーを併用している消火ポンプの圧力が徐々に下がっていく」というご相談をいただきました。 当然、「どこかで水漏れしているのではないか」とご心配されるのは無理もありません。
しかし、私たち消火設備のプロからお伝えしたいのは、「必ずしも圧力低下が漏水を示しているわけではない」ということです。特に配管の距離が長く、高層階まで伸びるマンションでは、【配管内の水と空気の圧力に関する問題】が原因で、漏水がないにもかかわらず圧力が変動することがあります。
今回は、この専門的な「水と空気の圧力」という視点から、消火設備の圧力低下のメカニズムを解説。さらに、私たち北條設備工業所が採用する【真空ポンプによる徹底排水】と【窒素ガス診断】という、漏水がないことを科学的に、そして圧倒的な精度で証明するプロの技術をご紹介いたします。
【基礎知識】消火設備の圧力低下が示す「複数の可能性」
消火設備の圧力計が下がっていく現象には、いくつかの原因が考えられます。
配管からの漏水:
最も懸念されるケースであり、実際に漏水している場合ももちろんあります。
圧力計自体の故障:
圧力計の不具合で、正確な値を示していない可能性もあります。
配管内の水と空気の圧力変動(今回取り上げる核心!):
特に長い配管や、高低差のある配管で発生しやすい現象です。漏水がなくても圧力が下がる要因となります。
私たち北條設備工業所は、まずこれらの可能性を一つ一つ丁寧に検証していきます。
【プロの解説】漏水ではないのに圧力が下がるメカニズム 〜水と空気の複雑な関係性〜
マンションの消火配管は、地下のポンプ室から15階、あるいはそれ以上の高層階まで、数百メートルにわたって張り巡らされています。この長大な配管の中には、常に水が満たされていますが、実は完璧に空気がゼロということは稀です。
そして、この「配管内に残った空気(特に酸素)」と「水の性質」が、圧力低下の一因となるのです。
メカニズム1:配管内の空気の「水への溶解」
配管内には、施工時や補給水槽からの水の補充時に、ごく微量の空気が混入することがあります。通常の空気には酸素が含まれており、この酸素は配管内の高い圧力下で、徐々に水中に溶解していきます。
イメージ: 高圧な環境では気体は液体に溶けやすくなります。水中に酸素が溶けていくことで、配管内の「気体の体積」が減少します。
結果: 空気が水に溶けることで、配管全体の圧力が徐々に低下していくことがあります。これは漏水とは異なり、水が外部に漏れ出しているわけではありません。
メカニズム2:水の「熱膨張・収縮」と配管内空気の役割
配管内の水は、周囲の温度(特にマンションでは季節や時間帯によって変動)によってわずかに体積が変化します(熱膨張・収縮)。
水の膨張・収縮: 温度が上がれば体積が微増し、温度が下がれば微減します。
配管内空気との関係: 長大な配管の圧力は、微量の空気の溶解、水の熱膨張・収縮など、様々な要因が複雑に絡み合うことで、漏水がないにもかかわらず、圧力が安定せず、結果的に低下していくように見えることがあります。
これらの現象は、漏水とは異なり、配管から水が外部に漏れ出しているわけではありません。
【プロの科学的証明】漏水ゼロを圧倒的な精度で確認!「真空+窒素ガス診断」
では、「漏水ではない」ことをお客様にどうやって科学的に、そして最も高い精度で証明するのか?私たち北條設備工業所は、【真空ポンプによる徹底排水】と【窒素ガスを用いた圧力テスト】を組み合わせた、独自の診断方法で、その疑問にお応えします。
最も効率的で正確な診断手順
徹底的な水抜き(真空ポンプの活用):
まず、テスト対象の配管系統を隔離し、**真空ポンプを用いて配管内の水を可能な限り完全に排出します。**これにより、水の熱膨張・収縮による圧力変動、そして空気(酸素)の水への溶解といった、漏水以外の圧力低下要因を極限まで排除します。配管内部がほぼ乾燥した状態になります。
窒素ガスの充填と加圧:
水がなくなった配管に、末端試験弁等から「窒素ガス」を充填し、規定の圧力まで加圧します。
なぜ窒素ガスなのか?: 窒素は水に極めて溶けにくく、配管を腐食させない不活性ガスです。この特性により、水や空気の溶解による圧力変動の心配がなく、純粋に配管の「気密性」だけを測定できます。
精密な圧力監視とデータ分析:
高精度な圧力計を設置し、長期間にわたり圧力の変動を連続的に監視・記録します。
判断のロジック: 水や空気の溶解・膨張収縮の影響を排除した状態で、
圧力変動がほとんどない場合: これは配管からの漏水が全くないことを、極めて高い確度で証明できます。
圧力が徐々に低下していく場合: 配管のどこかに漏水箇所があると判断し、次のステップ(漏水箇所の特定)に進みます。
この「真空+窒素ガス診断」は、単なる目視や一般的な圧力テストでは判断できない、「漏水ではないのに圧力が下がる」という複雑な状況を明確にするための、私たちプロならではの科学的かつ最も信頼性の高い専門技術なのです。
【北條設備工業所の強み】見えない不安に、確かな技術と信頼で応えます!
消火設備の圧力低下は、建物の安全に関わる重要な問題であり、ご心配されるのは当然です。私たち北條設備工業所は、ただ漏水を探すだけでなく、今回のような**「漏水ではない可能性」**まで深く掘り下げて原因を特定し、お客様に納得のいく説明と、**科学的な根拠に基づいた「安心」**を提供いたします。
豊富な経験と専門知識: 長年の経験で培った知識と技術で、複雑な消火設備のトラブルにも対応します。
最新の調査機器と診断技術: 「真空+窒素ガス診断」をはじめ、漏水探知機や内視鏡カメラなど、多様な機器と高度な技術を駆使し、正確な原因究明を行います。
お客様への丁寧な説明: 専門的な内容も分かりやすく解説し、ご納得いただいた上で最適な対策をご提案します。
「うちのマンションの消火設備、なんだかおかしい…」「漏水じゃないって本当?」といった疑問や不安がございましたら、ぜひ一度、北條設備工業所にご相談ください。
建物の安心・安全は、北條設備工業所にお任せください!
消火設備は、万が一の際に人命と財産を守るための非常に重要な設備です。その異常は、決して見過ごすことはできません。
私たち北條設備工業所は、大阪府堺市を中心に大阪府全域で、建物の安心・安全を守るため、消火設備に関するあらゆるトラブルに、高い専門性と誠実さで対応いたします。
どんな些細なことでも構いません。まずはお気軽にご連絡ください!

