【漏水調査】店舗の天井からたまにポタっと落ちる程度の超微量漏水。

1階が喫茶店、2階が美容室が入っている3階建ての店舗ビルで、
1階の喫茶店内にあるトイレの天井から水滴が落ちてくるということでの調査依頼。

この調査は水道メーターが全く回っていないことから、
給水管での漏水ではない可能性も含めての調査でした。

(2階の美容室内の調査)
①2階の系統バルブを閉め、給水管と給湯管の耐圧試験で漏れの有無の確認。
→漏れ無し。
②2階系統の全ての水栓、バルブ、メーターを音聴調査。
→漏水音無し。
③給水・給湯管の配管ルートと系統を再度確認。
④2階系統の水道メーターを外し、そこからトレーサーガス式漏水調査。
→漏水箇所の検知無し。
⑤床下に内視カメラを入れ、床下内の状況を確認し漏水の有無を確認。
→異常無し。
⑥2階系統の器具と流しの全てで水を流しながら、床下での漏水の有無と、
 1階の天井部での漏水状況の変化を確認。
→異常も変化も無し。
⑦配管以外の躯体や壁などに異常がないかを内視カメラを使い確認。
→異常無し。

1日かけ上記の内容で各調査を行ったが、漏水原因の特定はできなかったが、
これらの調査結果をもとに、消去法で漏水箇所の考察をしてみると、
2階の洗濯室の床下のスラブの埋設部でしか漏水している可能性が無いため、
後日、その部分の床をめくり、スラブを斫っていくと、
埋設された給水管の継手の部分での漏水を確認。
そのまま修繕工事まで行わせていただきました。


★★★
水道メーターが回らない1分間に100㎖以下のような超微少な漏水では、
通常の漏水を探知、計測する高機能な機材でも特定できない場合が多いです。

水道メーターが回らないということは、水道料金が無駄にかかるということは無く、
そのまま放置されることが多いのも事実ですが、
今回のように、店舗の天井から水が落ちてきて人に当たってしまうような事例では
漏水箇所の特定と修繕が必須となります。

当社では、機材で特定できないような微量な漏水でも、
あらゆる調査方法を行い、漏水調査の知識や技術だけでなく、
長年培ってきた設備や配管の知識も駆使して漏水箇所までたどり着きます。
他社様で調査を行ったが分からなかった案件でも、
何かのお手伝いはできるはずですので、是非とも当社にご相談ください!!

  • 場所

    大阪市

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