夏頃からよくある謎の水漏れ
エアコンのドレン(排水)は冷房運転中に発生する結露水や湿気を排出する通路になります。
このドレンが正常に機能していない場合、室内に水が漏れだすことがあります。
ほとんどのルームエアコンは部屋とバルコニーの壁で室内機・室外機が設置されてます。
しかし構造上の問題でドレン管のみ別の場所へ流している場合、ユニットバスの床下に水溜まりができて、下階の天井に水が流れる事がよくあります。
ドレンパイプの詰まり
ドレンパイプがゴミやホコリなどで詰まると、排水がスムーズに行えなくなります。
これが原因でエアコン本体やドレン管の中に水が溜まり漏水が発生します。
これはフィルター掃除をサボるとなっちゃいます!
室内機の水受け部分の劣化
エアコン内部にはドレンパンがあります。この水受け部分はプラスチックで出来てますので、経年劣化で割れる事が多々あります。これが原因での漏水も過去にありました。
これは珍しく掃除をして割ってしまうんです(´;ω;`)ウッ…
定期的に業者さんに掃除の依頼をしましょう。
室内機の設置不良
エアコン本体が水平に取り付けられていても、ドレンホースが逆勾配(水が流れず溜まったりする状態)になってれば接続部からの漏水が発生します。
最近ではYouTubeなどで取り付け方法がわかるのでDIYしたい気持ちは理解できます!
でも自分で設置しないでください!
僕らの仕事が減っちゃいます( ;∀;)
保温不良
エアコンのドレン管は水が溜まる場所は保温工事が必要です!
ホースには冷たい排水が通ります。しかし天井内や壁の中との温度差で結露が発生し、漏水に繋がります!
これが恐ろしくて保温不良を起こすと結露しまくりです!
弊社はプロの配管工事屋ですが保温工事だけは外注さんにアウトソーシングですよ‼
最近あったエアコンで水漏れの事例
ドレントラップの詰まり
ちょっとエアコンの位置に違和感があると、クローゼット内に点検口があったりします!
それ開けたら大体ドレントラップがでてきます(^^)
でもみんな知らないのですよ!
ドレントラップとは直接下水の配管にドレン管を接続すると、ニオイがあがってきます!
ニオイ防止のために設置します!ドレントラップには各サイズありますが、ホースのサイズに合わせてるちっちゃいヤツは速攻でホコリがたまります!
それは下水管に水が流れると配管内で空気が移動し、ホコリが舞いやすいのです。
なのでエアコンの掃除とトラップの掃除はしっかり行ってください!
こいつにホコリが溜まって溢れた排水が原因でビチャモンですわ!
接続不良しやすい配管の状態
ルームエアコンの配管や配線を見せないように、設置前に配管類を壁の中に仕込んでおく場合があります!仕上がりは抜群にキレイなのですが、設置はメッチャ大変なのです!
たまーにですが12帖の1部屋を将来的に2部屋にするのでエアコンの配管を仕込んでくださいと依頼があります!もちろん対応します!でもね、将来取り付けにスゲエ手間がかかるのが想像
できます。この状態で取り付ける業者さんは可哀そうです。
そんな状態で設置したエアコンのドレンホースが抜けた状態で夏を迎えると下階のテナントの天井で水漏れ発生してました!
弊社のサーモカメラ調査で壁の温度を見たらエライことです!
『ここで配管抜けてるね♥』って1秒でわかるぐらい(笑)
これは取り付けされた業者さんも可哀そう(適正な金額を取ってたら別ですよ‼)
しかしコレが原因で漏水が起きると色々迷惑かかるし大変ですよね( ノД`)シクシク…
そもそも接続されてなかったドレン配管
これもマンションだったのですが、リフォームにリフォームを重ねた結果でした!
築40年程度のマンションでエアコンを構造的に無理のある場所に設置してました。
エアコンの配管を天井から内視鏡カメラで調査するとキッチリ接続されてました!
なので床下を調査したのですが水気ゼロでカサカサ状態です。
なので隣の部屋を確認させていただくと、接続先のない切りっぱなしの配管があったのです!
もしやと思い隣りの部屋のエアコンを強制冷房するとポタポタと水が出てきました!
これも無茶苦茶やなーと思い塩ビのキャップを接着し、使用禁止にさせていただきました!
この後にリフォームされるので問題解決です!
ドレンホースの結露
エアコンドレンの勾配が取れない場所に設置する場合ドレンアップキットと言われるモノを取り付けます!これはエアコン真横に取り付けて溜まった排水をポンプで押し上げる機能があります!しかしドレン管の横引きには保温が必要なのですが何もされていません!
天井内でホースが結露して、天井下地に水が溜まりエアコンと離れた場所で水漏れ発生してました!これも天井にサーモカメラで確認すると1秒でわかりました( ´∀` )
夏の水漏れはエアコンをチェック✔
ドレンホース
エアコンを運転してドレンホースから結露水が流れているかの確認!
どこに排水しているか確認しておきましょう!
フィルター掃除
フィルターのホコリが結露水と一緒に流れていくとホースに詰まります。
なので定期的な掃除をしてください!
冷却効率も上がるので必須です!
設置状況の確認
壁を挟んで室内機と室外機が多いのですが、冷媒管・ドレン管を隠蔽して配管している事も多々あります!どこからどこを通過して配管しているか確認しておきましょう!
水の悩みを瞬時にクリア
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