見えないところで進む「配管の老化」が、あなたの資産を蝕む
皆さん、こんにちは!株式会社北條設備工業所 代表の上野です!
建物の配管は、私たちの生活を支える“生命線”。しかし、その内部では、時間と共に静かに、しかし確実に「腐食」という老化現象が進行しています。特に、複数の異なる金属が接続されている場所では、この腐食が異常な速さで進み、水漏れや詰まり、そして建物の資産価値低下に直結する深刻なトラブルを引き起こすことがあります。
「配管って、ただ繋げばいいんじゃないの?」 「銅管と鉄管はダメだけど、銅管とステンレス管は大丈夫って聞くけど、それって本当?」
今回は、給排水設備のプロである私たち北條設備工業所が、配管の腐食メカニズムの核心である「異種金属接触腐食(電食)」について、特に「銅管と鉄管」「銅管とステンレス管」の違いに焦点を当てて徹底解説します。あなたの管理物件やご自宅の「見えないリスク」について、一緒に考えていきましょう。
【危険な組み合わせ】なぜ「銅管と鉄管」は腐食しやすいのか?
最も典型的な電食の危険な組み合わせが、「銅管と鉄管」の接続です。
銅のイオン化傾向: 比較的小さい(電子を受け取りやすい)
鉄のイオン化傾向: 比較的大きい(電子を放出しやすい)
水道水のような電解質の液体の中で銅管と鉄管が接触すると、イオン化傾向の大きい**「鉄」が陽極となり、電子を放出して急速に錆びて溶け出し、腐食が進行**します。一方、銅は陰極となり、ほとんど腐食しません。
昔の建物で、銅管と鉄管が直接接続されているケースは珍しくありません。特に、給水管の一部が鉄管で、そこから分岐して給湯器に繋がる部分が銅管になっているような場合は、注意が必要です。
この組み合わせは、鉄管側の寿命を著しく縮め、水漏れや詰まりの大きな原因となります。
【安心の組み合わせ?】なぜ「銅管とステンレス管」は腐食しにくいのか?
では、なぜ「銅管とステンレス管」の組み合わせは、電食のリスクが低いと言われるのでしょうか?
銅のイオン化傾向: 比較的小さい
ステンレスのイオン化傾向: 鉄よりは小さいが、銅とは近い(ただし、表面の不動態皮膜が重要)
ステンレス鋼は、クロムなどの合金元素を配合することで、その表面に非常に安定した**「不動態皮膜」**という薄い膜を形成します。この不動態皮膜が強力なバリアとなり、ステンレス自身のイオン化傾向が小さく抑えられ、腐食から保護されます。
そのため、銅管とステンレス管が接触し、水が存在しても、両者の電位差が小さく、またステンレスの不動態皮膜が機能することで、電食による腐食がほとんど進行しないのです。
これが、「銅管と鉄管はダメだが、銅管とステンレス管は比較的安全」と言われる理由です。ただし、ステンレス管の表面に傷がついて不動態皮膜が破壊された場合や、非常に特殊な水質環境下では、わずかながら腐食のリスクはゼロではありません。
【こんな症状は要注意!】異種金属腐食のサイン
特定箇所からの繰り返し水漏れ: 特に継手部分や、配管の種類が変わる箇所で漏水が頻発する場合。
水が茶色い・赤っぽい: 鉄管の腐食が進んでいるサインです。
水道料金の不審な上昇: 目に見えない場所で漏水が進行している可能性。
配管表面の変色や異様なサビ: 通常の経年劣化とは異なる、特定の箇所での激しいサビ。
「見えない腐食」の専門家診断は、北條設備工業所にお任せください!
異種金属接触腐食は、専門知識がないと判断が難しく、放置すると建物の寿命を大幅に縮め、思わぬ高額な修繕費用につながります。
「古い建物なので配管が心配」「配管の種類が混在している箇所がある」「水の色や量が最近おかしい」など、少しでも気になることがあれば、私たち給排水設備のプロにご相談ください。
私たち北條設備工業所は、長年の経験と最新の診断技術で、配管の劣化状況や腐食の原因を正確に特定します。
配管診断: 内視鏡カメラなどを用いて、配管内部の腐食状況を詳細に調査します。
材質調査: 設置されている配管の材質を正確に判別し、電食リスクを評価します。
最適な修繕・改修提案: 部分的な改修で済むのか、あるいは将来を見据えた全面的な配管更新が最適なのか、お客様の資産運用戦略も踏まえた最適なプランをご提案します。
計画的なメンテナンスが、大切な資産と安心を守る。
配管の腐食は、まさに建物の「隠れた病」。早期に原因を特定し、適切な処置を施すことで、将来的な大規模トラブルを未然に防ぎ、大切な資産の価値を長期的に維持することができます。
「見えない部分だからこそ、プロの目と技術を。」
私たち北條設備工業所は、これからも皆様の安心と快適な暮らしを守るため、最高の技術と誠実な対応をお約束いたします。どんな些細なことでも、お気軽にご相談ください!

