【漏水調査】敷地が広い戸建住宅。

水道メーターが回りっぱなしだということで、
当社の本拠地と同じ堺市内にある戸建住宅を訪れました。
現地に着き水道を使用していない状態でメーターを確認すると、
毎分350~450㎖の水が漏れている計算。

①敷地内の建物の内外全ての水栓を電子音聴棒と漏水探知器を使用し音聴調査。
→漏水音無し。

②敷地の外部にある水栓、建物内にある各水栓、各所の水栓間での相関式漏水調査。
→漏水の検知無し。

③外部の散水栓から水を流した状態で路面音聴調査を行いながら管路調査。

④これまでの調査で漏水を検知できなかったため、水道メーターのバルブを閉め、
断水状態にしてから給水管内にトレーサーガスを充填し、
水道メーターから建物内を重点的にトレーサーガス式漏水調査。
→漏水の検知無し。

⑤床下に潜り込み、再度配管ルートと系統の確認を行うため、
床下の給水管に超音波流量計を設置し測定してみると、
1つの系統に水が流れていっていることが判明。
流れているということはその先の配管で漏水しているということ。
その流れている系統の配管の先に繋がる水栓や器具が無いかの確認のため、
全部の水栓から水を流しても、流量計の数値が増加することがなかったので、
その系統の配管は、以前にこのお宅のトイレや風呂の改修工事の際にどこかで
閉塞された配管であると断定し、分岐の根元で漏れている系統の配管を切断し、
キャップをして閉塞。

⑥漏水していた配管を閉塞したことで、水道メーターの回りは止まっているはずだと、
水道メーターを確認しに行くと、まだ回っていたため、別の箇所での漏水が判明。

⑦それまでの調査結果で、建物内での漏水はもう無いので、確実に外部の埋設部での漏水。
再度水道メーターのバルブを閉め、給水管内にトレーサーガスを充填。
裏の勝手口から裏庭や通路を重点的にトレーサーガス式漏水調査を行い、
裏庭の付近の地中から上がってくる漏水箇所からのガスを検知。
→2箇所目の漏水発見。

建物内の床下で1ヵ所、外部の埋設部で1ヵ所の漏水を確認できました。

  • 場所

    大阪府堺市

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